いつまでも若々しくいるために【前編】by W.S
2024.01.13
前回はタンパク質について触れましたが今回は女性にとって見逃せないアンチエイジングについて書いていきたいと思います。

アンチエイジングといえば、良質な油は必須ですよね。ここ最近良く目にするようになった脂肪酸。
植物油に含まれる脂肪酸と言っても飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸と3つに分かれています。
不飽和脂肪酸の一部にリノール酸、αリノレン酸があります。
これらは人の体内では合成されないため外部から摂取する必要があるのです。

話は戻りますが美容には「黒い食材」が良いと言われていますよね。
例えば黒豆や黒砂糖、黒酢や黒キクラゲなど。
その中でもとりわけお勧めしたいのは「黒胡麻」です。
胡麻には、「ゴマリグナン」という非常に強い抗酸化作用を持つ成分が入っています。

ゴマリグナンは、
・セサミン
・セサモリン
・セサミノール
・セサミノール配糖体
と四つの主要構成成分で出来ています。

サントリーの出しているサプリで「セサミン」という名前は良く耳にしますよね。
セサミンは肝臓の代謝酵素の働きを高める作用があるそうです。
ゴマリグナンは、高い抗酸化作用があり「脂質の酸化を抑える」「脂肪酸の代謝を高める」「肝臓機能を向上させる」などの効果が期待されるとのこと。

そもそも酸化とか何か。酸化しすぎてしまうと人間の細胞にストレスを与えたり遺伝子にダメージを与えたり病気や老化の原因になると言われています。抗酸化作用とは、体の中に溜まった活性酸素を除去してくれる働きのことを言います。
抗酸化作用の高い成分が入った食物を摂取することでそれらを機能を助けてくれるのです。

胡麻にはゴマリグナンだけでなく他の栄養素も入っていてそれらの相乗効果により、
・がん予防
・アンチエイジング
・二日酔い防止
・乳がん予防
・高血圧の抑制
・血栓予防
・自律神経機能の改善
・動脈硬化予防

が期待されるようです。

良質な油その弐は胡桃です。
クルミには体に必要な必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸(αーリノレン酸)が豊富に入っています。
αーリノレン酸には悪玉コレステロールと中性脂肪を下げる役割を持っていて血流を良くしてくれます。

また、酵素を運ぶ役割を持つ赤血球を作り出すとき「葉酸」が不足しているとまともな赤血球が作られません。
その葉酸も胡桃には豊富に含まれています。
葉酸と聞くと「妊婦さん」を思い浮かべがちですが妊婦さん以外にもとても重要な栄養素なのです。

そして最後、幸せホルモンの一種である「トリプトファン」
これも胡桃には豊富に含まれています。
トリプトファンを摂取すると日中に脳内でセロトニンに変化し夜になると睡眠を促すメラトニンに変化します。

ここで特筆すべき点は、セロトニンの重要性についてです。
人間の脳は緊張やストレスを感じると「セロトニン」を分泌し自律神経のバランスを保とうとします。
しかしセロトニンが減ってしまうと、
慢性的なストレス、気分の落ち込み、所謂うつ状態になったり、睡眠障害、意欲や向上心の低下、めまいや頭痛、自律神経失調症や睡眠障害などが出てしまいます。

セロトニンを作り出す為にトリプトファンを多く含んだ食物を摂取するのも良いですが、もっと簡単な方法があります。
それは「太陽の光を5分以上ほど浴びる」ことです。
太陽光を浴びるだけでも結構ですがバナナを食べると更にセロトニン増加に役立ちます。
個人的にお勧めなのは良く晴れた日バナナを食べた10分後くらいにお散歩に出掛けてみることです。
個人差はありますがこれでもかとトリプトファンを摂取して体を動かしてみると今までの気持ちは何だったのかと思うほどの幸福感に包まれるので是非試してみて下さい。

長くなってしまいました。
続きは【後編】にて近日中にアップします。

より良い食生活を心がけていきましょう。
人間の体に必要なもの。by W.S
2024.01.13
この現代、食物が飽和状態にあるにも関わらず人は栄養が偏りがちになってきています。

良く耳にするのは野菜をあまり食べなくてビタミン不足になっていること。
勿論それも非常に大事な栄養素ですが、ビタミンの前にもっと重要な栄養素があります。

それは「タンパク質」です。
生き物の体はほとんどタンパク質で出来てると言っても過言ではありません。
その重要な栄養素であるタンパク質が現代の人間にはとても不足しているそうです。
その原因の一つは現代人が魚をあまり食べなくなったからでしょう。
元より近年魚の値段が高くなってきている上に物価高が重なりなかなか魚を購入する機会が減ってきています。

タンパク質が不足すると、
筋肉量の低下、疲労感の増加、脂肪がつきやすくなる、肩こり、腰痛、浮腫みやすくなる、力が出なくなる、思考力の低下や免疫力の低下、これは意外かもしれませんが骨粗鬆症にもなりやすくなります。

これらの症状を見ているとまさに現代病と言っていいものばかりです。

そこでタンパク質を効率良く摂取できる方法を調べてみました。
タンパク質は魚はもちろんのこと、お肉にも豊富に含まれています。
良く知られているのは鶏のささ身ですがささ身を美味しく柔らかく調理するのは簡単ではありません。
同様に鶏の胸肉もタンパク質が豊富ですがこれもまた調理が難しかったりします。
卵などタンパク質を多く含む食材は基本的に熱を加えると固くなるので調理するのが億劫になりがちです。

私は料理は苦手ではありませんが特に好きという訳ではありません。
如何に効率良くバランスの取れた栄養を摂れるか、そこには興味があります。
調理が面倒でもタンパク質は摂取したい。
そんな方には「魚のすり身」が非常に良いそうです。

例えば、飫肥天や薩摩揚げなど。これらは身近にあるので割と簡単に手に入るものです。
もっと身近にある高タンパクで低カロリーな魚のすり身といえば、蒲鉾、竹輪、カニカマなどです。
これらの食材は千切りにして和食に限らず様々な料理に入れても美味しく摂取出来ますよね。

日常的に魚のすり身を料理に摂り入れるようにしてより良い食生活を送っていきましょう!

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