ジャム by A.S
2022.07.04
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 ジャム】 作成者:yamat

 ジャムといえば、パンにつけたりヨーグルトと和えたり、スコーンにつけたり紅茶に溶かしたりなど、色んなものに使いますね。味にも種類が多くあり、実際のところ何種類あるんでしょうか。
 私はあまりジャムを食べませんが、皆さんはどうでしょう?

 今日はジャムの歴史を調べてみました。



 ジャムのはじまり

 今から1万~1万5千年前、旧石器時代後期の人類が、みつばちの巣から蜜を取り、蜜を使って果実を煮たことが、現在のジャムの起源であるとされています。
 ジャムは、はるか昔から人類とともにあった最古の保存食品なのかもしれません。その後のジャムは、紀元前320年頃、かのアレクサンダー大王が東征したインドで当時貴重だった砂糖を手に入れ、本国に持ち帰り、ジャムを作って珍重したとの記録があります。

 ジャムが一般的に広まり始めたのは、さらに時代を下ってから。十字軍がオリエント遠征(1096~1270年)で大量の砂糖を持ち帰ったことがきっかけとなりました。

 日本における最初のジャムは、16世紀後半に宣教師によってもたらされたと考えられています。

 国内での製造記録は、今から1世紀以上前の明治10年、東京の新宿にあった勧農局でのイチゴジャム試売にはじまります。
 その後、明治14年に長野県で缶詰のイチゴジャムが販売されています。

 明治38~39年に執筆された、夏目漱石の「吾輩は猫である」の一節には、苦沙弥先生が"おれはジャムは毎日舐めるが・・・"とジャムにふれたくだりがあります。
 庶民にはまだまだ一般的ではなかったものの、ジャムが西洋文化の味として、一般に認識され始めた様子がうかがえます。
 (アヲハタ様参照

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